MIYUKIのおしゃべりんぐTime-2002年10月

2002年10月のおしゃべりんぐTimeです。


10月1日

 いやー、足の速い台風でした。東北、北海道地方の方はこれからですからお気を付けください。関東地方はすでに静かな夜を迎えています。夕方から9時くらいにかけては、室内にいても風のうなりが凄かったんですけどね。たぶん今、東京の空気は最も綺麗な状態なんだろうな。

 ちょっと今、江戸弁に興味があって本を読んでいます。東京美術選書から出ている西山松之助・編『江戸ことば百話』という本ですが、「いき」とか「いなせ」の解説などがあって勉強になります。ちゃきちゃきの江戸弁を話すお爺さんの知り合いとか欲しいなぁ。深川が近いので絶対いるはずなんですが。

10月2日

 新聞の折り込みチラシにつられて津田沼のユザワヤに行ってきました。ビーズが40%off! 毛糸も欲しかったものが20%off! 抜けていた編み針の号数を買い足したり細々買い物してきましたが、ずいぶん安く上がりました。
 いつも大型手芸店の毛糸売り場へ行くと、気が動転して必要以上に買い込んでしまいがちですが、今回はあらかじめ編みたい物をきっちり決めてメーカーもグラム数も色番号も調べて行ったのでパニックにならずに済みました。たまには本の通りに編んでみるんだもんね。広瀬光治先生の『プレゼントニット』というのに載っているストールですが、はて、私は先日ストールを完成させたばかりじゃありませんでしたっけ?(^^;;;; まあ、色もデザインもまるで違うので別にいいんですけど、問題は私が全然寒がりじゃないって事かな。こないだ出来たリストウォーマーもとっても可愛いんですが、薄手の手袋すらほとんど使わない私が、そんなものをいつ身につけると言うのでしょう。ちょっと寒いところに旅行する計画でも立てようかしら。

10月3日

 ライナスの原作の〆切が迫ってきているので、頭の中でぐるぐると話を考えながら手は編み物。まだ先は長いです。(仕事が? 編み物が?)
 原作と言えば、今発売中の『シルキー・感動増刊』に、『シルキー』本誌のリニューアルのお知らせが載っています。その号には、高橋りえさんの作画で、私の原作の100ページ読み切り『横浜ロストガール』が掲載されますのでどうぞお楽しみに。横浜を舞台に、一年前から行方不明の友人を捜す話です。原作の仕事は他にも新企画がありますので順次お知らせしていきますね。

 『ミステリーボニータ』の方も6日発売です。(今月は6日が日曜日だけどいつ出るのかな?)『cat's-paw』の第三話が掲載されていますのでどうぞよろしく。実は今回の話には少女漫画家が出てくるのですが、その名前を「紀まゆみ」(きのまゆみ)としてみました。もちろん「野間美由紀」のアナグラムですが、自分がモデルではありません。(笑) 特に誤解しないでいただきたいのは、紀まゆみの彼氏のキャラクターですね。私の夫とは正反対のタイプですのでそこんとこくれぐれもよろしく。

10月4日

 自宅を出てエレベーターを待っていたら、上がってくるエレベーターの中から激しい子どもの泣き声がしてきました。いったい何事かと思ったら、開いた扉の中には2歳くらいの女の子が一人で大泣き。たぶんお母さんと一緒に乗って、一人だけ降りそびれてしまったのでしょう。
 「ママー」と泣き叫びながらうちの階で降りようとするのを慌てて呼び止めたら、私の方に少し手を伸ばしてくるのでそのまま抱き上げ、とりあえず下まで降りてみることにしました。すると、外から微かに「25階です〜」という母親とおぼしき女性の声が。たぶん子どもの声が降りてくるのが聞こえたんでしょう。でも、降下中のエレベーターはすでに25階を過ぎてしまっていました。そこで、1階に着いてから再度25階に上がってみたのですが、どうやら入れ違いになってしまったらしく人の姿はありません。女の子は扉が開くたびにお母さんの姿を期待して一瞬黙り、見えないとなると更に声を張り上げています。でも、二度目に1階に着いたときにはちゃんとお母さんがいました。女の子はピタリと泣きやんで母親にしがみつき、一件落着。エレベーターが一機だけなら入れ違いにはならずに済んだのでしょうけど、うちは三機あるので妙なタイミングにはまってしまうとドリフのコント状態です。でも入れ違いが一度で済んで良かった。
 私は私でなんだか久しぶりに小さい子どもを抱っこできて、ちょっと嬉しかったです。その子はパニック状態だったので可哀想でしたが、大人から見ればじきに解決するのがわかっているので面白かったし。

10月5日

 ハーゲンダッツの新製品『メープルウォールナッツ』を食べてみました。かなり好きです。メープルシロップとクルミが好きなら絶対お勧め。これ、ホットケーキと一緒に食べたら美味しいだろうなぁ。甘党の方、ぜひ試してみてください。

 昨日の話なんですが、錦糸町のアルカキットというショッピングビルの中で、ものすごく好みの後ろ姿をした男性を見ました。顔はちゃんと見なかったんですが、とにかく後ろ姿がちょっとエキセントリックな感じでタイプだったんです。身長は175cmくらいでしょうか。やや痩せ形で黒いコットンシャツと黒いストレートパンツ、厚めの底の黒いスニーカー。グレーと黒のナイロン地のリュックを、肩ひもを長めに背負っていて、足はほんの少しO脚だったかも知れません。それがまた微妙な味になっているんですよ。髪型は茶髪の変形マッシュルームとでも言うのか、ちょっとクラシカルなビートルズみたいな雰囲気でした。
 エスカレーターの目の前に立っていたので、降りてから曲がっていくところまで見ていたのですが、曲がる瞬間垣間見えたお顔は、正直どうでもよかったです。(笑) とにかく後ろ姿が良かったんですよね。ああいう姿の絵を描きたいなぁ。

10月6日

 天気がスッキリしません。気温はそれほどでもありませんが、風がなくて湿度が高いので室内が暑くて。ついクーラーをかけてしまいますが、もう10月なんだからいいかげん使うのは止めたいですねぇ。

 四年前くらいにスーパーで買った安いカシミアのセーター、普段着にしていたらハイネックの襟元がすっかり伸びてしまいました。おまけに身頃に何カ所もシミがあって、普段着にしてもいいかげん寿命かな、という程度になってしまいました。そこで、思い切って襟のゴム編みを切り落とし、去年プチマフラーを編んだ残りのファーヤーンで縁飾りをつけてみました。袖も長めの部分を落として同様に縁編みしたら、見違えるくらい可愛いセーターに。身頃のシミを隠すために茶系の毛糸で花のモチーフをいくつも編んだので、これをアップリケすれば完成です。アップリケのときにウッドビーズを一緒に縫いつけるつもりなので、これならお出かけ用にも耐えるかも知れません。

10月7日

 洗面所と廊下の電球が切れたので買いに行きました。帰ってみたら、二個とも間違っていました。(涙) 前に住んでいたところに電球のイメージが残っていて引きずられたみたいです。こういう日もあるさ。ヽ(´ー`)ノ

 今日はミステリーボニータ編集部の担当Wさんと副編集長Sさんと打ち合わせご飯でした。銀座INZにあるエスニックレストラン「ORIENTAL CUISINE BALI-HAI 銀座」というお店でしたが、適度な辛さとスパイスで、とても美味しかったです。豚のスパイシースペアリブと、インドネシアの焼きそば“ミーゴレン”が気に入りました。お店の方の対応もとても丁寧でいい感じなのですが、難を言えばテーブルが小さめで座席が少々窮屈だったことでしょうか。今日は三人だったので割と楽でしたが、四人掛けの席に四人で座るとお皿でテーブルが埋まってしまいそうです。お店側もそれは承知しているらしく、マメにお料理のお皿を小さい物に移し替えてくれました。
 その後喫茶店に場所を変えて話をし、流れでカラオケにもちょっと行ってきました。初めての人と行くカラオケは、心おきなく歌い慣れた曲を選べて楽チンですね。(笑)

 さて、その打ち合わせの成果ですが、来年1月6日発売のミステリーボニータ2月号から、三号連続で『パズルゲーム★はいすくーる』の高校生編を描きます。まだちょっと先の話ですがどうぞお楽しみに。

10月8日

 夕食に戻り鰹のたたきとおでんを頂きました。春の鰹もいいですが、戻り鰹は脂がたっぷり乗っていてと〜っても美味しかったです。シーズン中にもう一度食べられるといいなぁ。おでんは今夜は副菜なので、少な目に作って食べきりました。昨日までに比べて少し気温が下がったので丁度良かったです。そろそろお鍋も恋しくなってきたので、いつ初鍋をやるか、何の鍋を口開けとするか検討中。やはり定番の水炊きか湯豆腐からスタートするのがベストかも。本格的に寒くなったら辛目のキムチ鍋やちゃんこも楽しみなんですが、まだちょっと汗だくで食べることになりそうですからね。まあ、湯豆腐でもかなり暖まってしまうんですが。

10月9日

 息子の部屋のクロゼットを衣替え。中に入れてある引き出しには、小さくなって着られなくなったTシャツやトレーナーがぎっしり詰まっていました。ここ数年はもっぱらユニクロやスーパーの衣料品売り場のお世話になっていたので、汚れたり小さくなった服は惜しげもなく捨てられます。45リットルのゴミ袋がひとつ一杯になってしまいました。

 明日は新本格誕生15周年記念イベント『新本格ミステリフェスティバル』に参加するために『ふじ丸』に乗るので、更新は一日遅れます。この前西澤さん原作で行われたクルーズは、出航が横浜港大桟橋からだったのですが、今回は晴海客船ターミナルからの出航なので行くのがとても楽です。はっきり言って近所。歩いても行けるかも。(荷物があるので歩きませんけど)
 晴海客船ターミナルは、『パズルゲーム★はいすくーる』で「ときバスツアー」の話を描いたときに取材に行きましたが、そこから船に乗るのは初めてです。お天気も良さそうなので今度は船酔いしませんように。

10月11日

 【10日】新本格ミステリフェスティバルの日。乗船〆切が午後6時45分なので、息子の夕食を作ってから5時45分に家を出ました。所要時間はタクシーで10分ほど。18:00には受付に到着し、乗船。今回は一人での参加でしたが、主催のE-PIN企画の城島さんと友達だし、出演者のみなさんとは顔見知りなので不安もなく出航しました。
 まずはシアターで問題編を観賞。密室殺人の謎解きをするわけですが、この時点では手がかりが少なすぎて何もわからず。その後ディナーとなり、とても美味しいフランス料理のコースをいただきました。蛤のパイ包み焼きが美味しかったです。
 それからメインイベントのトークショー。新本格作家揃い踏み。綾辻行人、有栖川有栖、二階堂黎人、山口雅也、竹本健治、倉知淳諸氏に加えて、ゲストの喜国雅彦さんという豪華メンバーです。司会進行は九十九一さん。小説作法などの話は全く出ず(笑)、プライベートな嗜好などの柔らかい話題に終始していましたが、参加者にとっては好きな作家さんの素顔が垣間見えて楽しかったのではないでしょうか。
 イベントの合間には、ホールで著書の即売会などもあり、そこここで作者が気軽にサインに応じるという、ファンにとっては夢のような空間が繰り広げられています。面が割れているのか、私も10枚ほど色紙を描いてきました。お忍びで参加していた太田忠司さん(関西編のメンバーなので様子見にいらしたとのこと)も、「今日は私は通りすがりです」と言ってる側から読者にばれてサイン責め。まあ当然でしょう。(笑)
 各イベントがひとつ終わる毎にヒントシートがもらえるので、深夜にはだいぶ手がかりが増えてはきましたが、私は予想外に早く船酔いが来てしまって、客室でダウン。夕食の後に夜食も欲張って食べてしまったのが祟ったみたいです。でも、その分は早々にトイレに流れて『なかったこと』になってしまいましたけど。(^^;;;;
 少し横になっていたらだいぶ気分が良くなってきたので、推理を中断してカードルームという部屋を覗いてみました。カードルームとは言っても、置いてあるのは麻雀卓。やはりそこに綾辻さんがいました。角川書店の編集さんと卓を囲んでいましたが、しばらく観戦していると九十九一さんがやってきたので、若手の角川の女性編集者と、通りがかった国樹由香さんを引きずり込んでもう一卓立て、久しぶりに麻雀。ところが、船がそこからまた大きく揺れだしてしまったので、再び船酔いが襲ってきました。結局半荘終わる前にどうしようもなくなってリタイア。勝っていたのに残念ですが、ノーレートだったので許してもらい、もう一人の角川の編集さんに変わってもらって部屋に戻りました。
 必死の思いで化粧だけ落として着替えてベッドに入ったのが午前4時15分でした。

 【11日】午前8時に起床。目が覚めたら気分はすっかり良くなっていました。すでに船が晴海埠頭に停泊していたので揺れていなかったからかも知れません。朝食が9時までなので、身支度をしてダイニングルームへ。和定食を普通に頂き、ヨーグルトも食べてお腹一杯。元気じゃん>あたし。
 10時からは解決編と優秀回答者発表。私は船酔いで結局何も推理が出来なかったのが情けないですが、西澤さん原作の時に推理を途中放棄した辻真先先生が、今回は優秀探偵の中に選ばれていて会場の拍手を浴びていました。最優秀探偵には、8日間のケニアサファリツアーという豪華賞品が贈られるのですが、なんと選ばれたのは西澤さん原作のクルーズでも最優秀探偵だったご夫婦。そのときの賞品はホエールウォッチングクルーズだったのですが、その旅から帰ってきたばかりだとのこと。すげー人たちだ。回答も完璧で、ある意味イヤな(笑)読者ですが、綾辻さんは「後で何か依頼するかも知れません。暗黒館の解決部分とか」なんて言って会場の笑いを誘っていました。あんまりシャレになってないですぜ。
 全てのイベントが終了し、知ってる人に挨拶して帰ろうと思っていたら、ロビーで一人の女性がスケッチブックを持って近づいてきました。またサインかなと思って待っていたらその彼女は私に、「あの、失礼ですけど、しりあがり寿先生でしょうか?」という質問を……。一瞬、どういうリアクション取るべきか頭の中がグルグルになり、かろうじて「いえ、違います」とだけ答えたのですが、そこで私は自分の名前を名乗るべきだったのでしょうか?(^^;;;; 実は彼女が間違えたのは理由があって、前日のトークショーの最中、喜国さんが、今回のツアーにしりあがり寿さんも参加しているという話を壇上でしていたのです。それでたぶん、私が誰かにサインを求められているのを遠目で見たかなにかで、「あの人漫画家だ。じゃあきっとしりあがり先生だ」ということになったのではないでしょうか。でも、しりあがり寿さんのことを女性と思いますかねぇ。
 最後が飛んだハプニングでしたが、帰りは都バスを使って無事に帰宅。荷ほどきの後に洗濯をしてちょっと昼寝。夫がPTAの会合で夕方留守にしたので、夕食には夫の嫌いな生姜焼きを息子と二人で美味しくいただきました。茹でキャベツの上に盛り合わせて食べたのですが、生の千切りキャベツよりも生姜焼きには合うような気がします。

10月12日

 ストールが完成しました。半円形のあまり大きくない形なので、ちょっと襟元が寒いときや、腰の保温に役立ってくれそうです。なんか今年は早いうちから着々と編み物が完成して行くなぁ。以前より根性がついたのでしょうか。

 原作の〆切がホントに近づいているのですが、肝心の部分がなかなか固まらず苦戦しています。お正月の話なのですが、ライナスでお正月を描くのは初めて。これは、『シルキー』が奇数月の3日発売なので、毎号偶数月が月号として表記されるからなのです。1月に出る(本当の発売は12月末ですが)号は『2月号』なので、お正月を描くには時期が過ぎてしまうからなんですよね。でも、ライナスは今、偶数月に出る『感動増刊』に掲載されているので、奇数月のイベントを登場させることができます。ライナスではけっこう季節ネタが多いですから、これまで出せなかったイベントが描けるのはちょっと嬉しいところ。ひな祭りや子どもの日、七夕、七五三も奇数月ですもんね。どれもどちらも子どもの世界には欠かせないものなので、来年は順次これらを出していくつもりです。

10月13日

 もの凄く久しぶりにチケットぴあに電話なんかしてしまいました。12月にSCRIPTのライブがあるので、そのチケットを取るためだったのですが、いやー、繋がるまでに24分もかかりました。でも取れたのでゴキゲン♪ 誰も一緒に行ってくれそうな人がいないので一人で行ってくるつもりです。ライブハウスなんて何年ぶりだろ。

10月14日

 長男が『雅之』さんなのに、次男が『耕一』さんなのはなぜ? 田中家の命名方法が謎です。余計なお世話なんですが。まあ、母の夫も長男で、しかも上に姉が三人いるので子供としては四番目なのに『三男』さんだからなー。きっと人にはそれぞれ事情があるのでしょう。

10月15日

 田中家命名の謎について、フリートーク掲示板の方で回答がありました。田中耕一さんは養子なんですね。納得。『三男さん』の方は、いずれ母や本人にでも聞いてみようと思います。

 明け方までライナスの原作をやり、数時間寝て洗濯機を二度回しました。ジーンズを三本も洗ったのですが、物干しのある寝室側のベランダは東向きで午前中しか日が当たらないので急いで干さなければならないのです。お腹が空いていたけど、お昼に内藤さんとランチの約束があったので、コーヒーだけで我慢し、11時40分のバスで門前仲町へ。そこから大江戸線に乗って都庁前まで行き、ホテルセンチェリーハイアットの1階にある中華料理店『翡翠宮』へ行ってきました。私は初めてのお店ですが、内藤さんはそこの常連で、以前から「絶対美味しいから連れて行ってあげる」と誘われていたのです。
 ランチですが、軽めのコースをオーダーしてくれて、繊細な前菜の盛り合わせに続いて蛤の茶碗蒸し、芝エビの炒め物、太刀魚の揚げ物、牛頬肉の上海風シチュー、と素敵なお料理ばかり。特に上海風シチューは、見た目は普通のビーフシチューですが、食べてみると中華のような洋食のような不思議な味わいで、お肉もトロリと柔らかくて絶品でした。そしてその後にフカヒレラーメン。(ラヴ)こうして並べると凄い量に見えますが、器がどれもとてもお上品なので、丁度良く満腹してとても幸せ。デザートはタピオカココナッツミルクだったのですが、細かく細かく切ったメロンとマンゴー、イチゴが乗せられていて、そのフルーツの酸味がほのかな甘さとマッチし、これまで食べた中で最高のタピオカでした。あれを食べるためだけでももう一度行きたいです。美味しかった〜。

 食事の後、ホテル内にあるカフェでコーヒーを飲んでいたら、店内にあるテレビが特別報道番組を流していました。ちょうど拉致被害者が乗った飛行機が着陸するところで、リアルタイムで家族との対面のシーンを見ることができましたが、とにかくも、タラップを降りてくるみなさんのお顔がにこやかだったのが印象的です。これからいろいろと明かされていく真実もあるでしょうし、単純に喜べる事態ではないのはよくわかっていますが、それでも長い間会えなかった家族が笑顔だった、という一点だけでも、少しだけ救われたような気がします。今後の展開は蓮池兄弟に期待。

10月16日

 お昼に門前仲町で『シルキー』担当i氏と、漫画家の礒田わたこさんと打ち合わせ。今度彼女の作画で原作を担当します。今日はまず、予告用のタイトルと、予告カットを描くためのキャラや大まかな内容の打ち合わせだったのですが、なかなかインパクトのある(インパクトだけ、という噂も…)タイトルがつきました。もう少しして予告が載る頃にお知らせしますね。

 打ち合わせのあと、資料を探しに博品館へ行くというi氏に便乗して銀座へ出ました。資料というのはクラシックカーのミニカーで、話題のコミック版『真珠夫人』用なんだとか。あの話は昭和30年代が舞台なので古い車の資料が必要なんだそうです。今の車なら、カタログをもらってきたり子供用の写真絵本が便利ですが、昔の車だとなかなかないですからね。
 その後銀座でi氏と別れ、銀座コアに新しくできたビーズショップをちょっと覗いてから東京ドームホテルへ。柴田よしきさんが取材のために上京なさっていたので、そこで図子慧さんと三人で待ち合わせて食事→カラオケのコースです。柴田さんは今年の乱歩賞や鮎川賞の時にこちらに来られなかったのでお目にかかるのは久しぶりです。カラオケでこの面子だと、「うまく歌おう」とか「こんなの入れたら顰蹙かな?」とか、全く気にしなくていいので楽なんです。ほとんど練習カラオケ。私も大部分を勝手に「男性ボーカル縛り」と称して、普段あまり歌わないような曲ばかり選んできました。カラオケって“好きな歌”と“歌える歌”は違うので、本当に好きだけと人前では歌わない曲がけっこうあるんですよね。DA PUNPとか。(笑)
 柴田さんもボール・マッカートニーとかエルトン・ジョンとか、裏技を出して来たし、図子さんにも「想いでまくら」などという意外な選曲がありました。三人で四時間たっぷり歌ってきたので大満足。もう当分カラオケはいいやって感じです。

10月17日

 イトーヨーカドー木場店のある敷地に、新しいレストラン街ができました。\(^o^)/ 深川ギャザリアと言って、東西線木場駅から徒歩2分のところです。1Fと2Fにレストランが計14店も入っていて夢のよう。ヨーカドーにもレストランは7軒あるのですが、座席数が少ないせいかお昼時や夕食時は慢性的な飽和状態だったので、これで少しは混雑が緩和されるでしょう。その7軒もそろそろ飽きてきたしな。(爆)
 14軒のうち、中華系が一番多くて、紅虎餃子房、お粥の専門店、中国家庭料理、麺と炒飯のお店、麻婆豆腐のお店と5軒もあります。次に釜飯&焼き鳥、蟹料理、高級居酒屋など和食系が3軒、カレー&エスニックのお店とイタリアン、焼き肉、フレンチアメリカンなファミレスがそれぞれ1軒、ベーカリー1軒、ジェラード1軒となかなかバラエティに富んでいてしばらく楽しめそうです。実はお昼にさっそくお粥のお店に入って豚の角煮とピータンの入ったお粥を食べてきました。美味しかったです。(^-^) 夕食用に蟹の専門店で蟹ちらし寿司を買って、ジェラードのお店でフレッシュジュースを飲み、明日の朝食用のパンをベーカリーで買って帰ってきました。これで4軒制覇だな。(笑)
 連日食べ物の話題ですが、けっこう動いているので体重の方は大丈夫みたいです。手持ちのベルトが全部緩くなってしまったので、そろそろ1本新しいのを買わなくては。

10月18日

 夜に雨が降ることが多いここ数日の東京。今日は日中もちょっと曇りがちで、夜になっても湿度が高く変な天気です。今日は昼間原付に乗るのに今年初めて革ジャンを着ました。さすがに止まると少々暑かったのですが、風に吹かれている間はちょうど良くて秋を実感。もう少し寒くなると走っていて涙目になってしまったりと辛くなりますが、この時期が一番いいですね。でも、なんだかんだ言って原付でこんな話をしていてもマヌケなだけ。(笑) やっぱりちゃんと中型免許が欲しいなぁ。今のところ取りに行く予定も余裕もないのが残念なのですが。

10月19日

 万華鏡作家、山見浩司さんのホームページLittleBearがOPENしました。素敵な作品の写真がたくさんあります。中身の写真がないのがちょっと残念ですが、お店への行き方の地図もありますので、ぜひどうぞ。

 ベルト、買いました。スーパーのティーンズ向けのお店で買ったので1000円です。(笑) でも、さすがにその値段のことだけはあって、半日していただけで、もうバックルの当たる部分が剥げてきてしまっています。安物買いの銭失いとはこのことか。あんまり痛みが激しいようならやっぱりちゃんと皮のベルトを買わなければならないかも知れません。ちぇ。
 そのお店には他に、かぎ針のモチーフ編みで作られたミニスカート(ジーンズの上に重ねてはくタイプ)も1000円で売られていました。安っ。25歳ほど若ければ買ったかも。かぎ針と言えば、モチーフ編みのストールももの凄くたくさん出回っていますね。an・anにも載っていました。やっぱりこれも作らなければダメかも。(笑)

10月20日

 昨夜遅く、急に体の具合が悪くなり、今日は一日ダメな日でした。とにかく肩凝りが酷くて、背中に鉄板が入ってしまったような感じ。寝ていても辛いし座っていてもダメだし、一時は本当に病院に行こうかと。今もたいして症状は軽くなっていないのですが、仕事開けならともかく、そうじゃないのにこの凝りはいったいなんなのでしょう。読書と編み物しかしてないのに……って、それかい。

10月21日

 肩凝りはどうにか治まりました。週末を狙ったように具合が悪くなるなんて、まるで家事をさぼりたがっているとしか思えませんが、そんなことしなくても夫は休みの日にはなんでもやってくれるのに変ですね。

 今夜はグラタンにしようと昨夜から決めていたのですが、今朝新聞の折り込み広告を見たら、いつも行くスーパーの特売でグラタンの素が一箱88円!(2皿分の箱ですが) しかも玉葱も特売だったのでナイスタイミングでした。私はグラタンにはジャガイモも入れるんですが、それも特売でラッキー。さっきSMAP×SMAPで鍋料理を見てしまったので明日は鍋にしようっと。

10月22日

 ちょっと前に、某化粧品会社のカウンターで、限定発売の化粧水を予約しました。それを昨日受け取りに行ったのですが、今日届いたDMに、明日から15%offのキャンペーンが始まり、15000円以上買い物をすると雑炊鍋を二つプレゼントというお知らせが。そうと知っていれば昨日行かずに明日買ったのに……。(怒)その化粧水は通常のボトルよりも大きいサイズで18000円もするんですよ。昨日でもその店は10%offだったのですが、5%の差でも大きいぞ。雑炊鍋なんて別に欲しくないけど、なーんか納得行きません。
 この化粧品会社の製品は長いこと愛用していて大好きなんですが、数ヶ月前にOPENしたWebサイトでも、会員登録するともれなくフェイシャルマスクをプレゼントと言っていたので楽しみにしていたら何の音沙汰もなく、問い合わせると「プレゼントを受け取るには会員登録後に届いたメールをプリントアウトしてお店にご持参なさる必要があります」という返事が来てブチ切れそうになったことがあります。そんな説明は全く受けていなかったし、会員登録のお願いDMにもメールにもそんなことは一言も書いていませんでしたから。
 後にサイト管理者からは説明不足を詫びるメールが来ましたが、だからと言って手遅れ。Webとカウンターのキャンペーンとは何の関係もありませんが、こういうことが続くと印象がどんどん悪くなりますね。製品は本当に好きなのでまだ使い続けようとは思っているのですが。

10月23日

 某化粧品会社のカウンターで一連の説明をしたら、「申し訳ありませんでした」と、すぐに事情をわかってくれて、サンプルをいっぱいくれました。雑炊鍋もどうぞと言ってくれたのでそれは断ったのですが、カウンターのお姉さんは現場の裁量で出来る範囲のことをしてくれようとしたのでそれだけで気が済みました。

 なんだか『普段あまり作らないもの』が作りたくなり、夕飯はポトフとキッシュにしてみました。ジャガイモ、ニンジン、蕪、キャベツ、固まりのベーコン、ロースハムをチキンコンソメで徹底的に煮込み、私のこれまでの生涯最高のポトフが完成。キャベツは半分にしたものを四つ割りにして凧糸で縛ったので、食べるときまでバラバラにならずに始末が良かったです。
 キッシュの方は、ほうれん草、マッシュルーム、ベーコンを炒めたものを冷凍パイシートを敷いたパイ皿の上に乗せ、上から生クリームと卵を混ぜたものをかけてオーブンで30分。これもと〜っても美味しくできたので大満足です。どちらも野菜たっぷりでヘルシーだし。

10月24日

 某社から仕事がらみで本が届いたのですが、料金不足で140円を支払うハメになりました。仕事の依頼のために発送するのだから料金くらいちゃんと調べてくれよー、と一人で突っ込んでいたら、さっき母から電話があって、息子の写真を送った郵便が着いたけど「20円足りなかったわよ」と。(^^;;;; 人様のことをどうこう思う前に自分の行動を確認しようと反省した一日でした。

10月25日

 AppleのiPodがどーしても欲しくて、思い切って買うことにしました。今苦しいんだけどなー。でも、20GBで4000曲も入るので、もっているCDの殆どを入れることが出来ます。これを持ち歩けば、例えばカラオケで「あれ? この曲うろ覚えだった」という場合でも、即座にiPodを取り出して確認!(そんな使い方かよ…)
 アップルストアでは、今、二行のオリジナルメッセージを彫り込んでくれるサービス(有料)もしているので、それを頼んでしまった以上もう返品はききません。早く届かないかなー。

10月26日

 本当は今日、息子の小学校の校庭開放の当番で二時間ほど座っていなければならなかったのですが、朝からの雨で中止になり、お役ご免となりました。普段は晴れ女だけどこういうときには雨になるという私。卑弥呼の時代に生まれていれば、天気を操る巫女として君臨できたかも。(笑)

 で、今日は港区の霊南坂教会のバザーでした。ここは息子の入っているボーイスカウト港1団の基地になっている場所なので、毎年お手伝いに駆り出されます。夫はアイスクリーム売り場。息子は焼きそば。私は客として午後から覗きに行きましたが、雨天にもかかわらず大盛況で良かったです。収穫は、バスタオルとウォッシュタオルのセット(KENZOの商品)が1000円。他に、国際難民奉仕会のブースで、ラオスの高知民族・モン族の作ったポーチも1000円で買ってきました。凄く手の込んだクロスステッチが施されていてステキです。
 私が製作品として提出したマフラーやビーズのアクセサリーもちゃんと売れていたようで一安心。自分では使わないけど編みたくて……というものもあるので、バザーに出すのだと思えば無駄にならずに済みます。ちょうど寒くなってくる頃なので毛糸ものは売れ行きがいいのかも知れません。また来年に向けて作り溜めておこうと思います。

10月27日

 昔からチョコレートとウエハースの組み合わせが好きなんですが、明治のbodaはなかなかいいです。チョコがたっぷりでパサパサしてないのもいいし、細身で食べやすいのでカスが落ちないのもいいですね。大箱の発売希望。

 今日、車を車検に出しました。戻ってくるまで買い物が不便ですが仕方ありません。車検は日本を自動車大国に押し上げた要因のひとつでしょうが、消費者に大きな負担を強いるシステムであることも事実。安全面を考えると一概に廃止を叫ぶつもりはありませんが、オンボロ車が平気で走っていたアメリカの道路のことを思い出すと、車検なんてなけりゃいいのになーと思います。まして我が家の車はもう12年目。本当に動かなくなるまで買い換える予定はないし。

10月28日

 実はちょっと先端恐怖症の気があります。初めてそれに気付いたのは小学生の時。5年生の時に、近所のファンシーショップでずっと欲しかったペン立てを買ったのです。古い外国映画などによく出てくる羽ペンに憧れていたので、それに雰囲気の似たスラリとしたボールペンをガラスの重しの着いたペンホルダーに挿しておくタイプのものだったのですが、買ってきたその日に大喜びで机の上に置いた途端、いや〜な気持ちになりました。最初は何が原因かわからずに戸惑っていたのですが、こちらを向いたボールペンのお尻(つけペンのお尻みたいにスーッと長くなっています)の方向を変えると落ち着くことがわかり、これはもしや先端恐怖症というものなのではないかと思い当たりました。
 普段、特に尖ったものが嫌いなわけではなく、むしろ刃物などは好きな方なのですが、とにかく先の細いものが自分の方を向いているというのがダメです。ところが今、セーターの襟の部分を編んでいるのですが、編み針に太いテグスのついた輪編み針のちょうどいい太さのものを持っていなかったので、初めて4本針を使って輪編みをしました。襟ぐりに3本の針を通して、4本目の針で編んでいくのですが、先の尖った編み針4本が四方八方に向いた状態を抱え込んで作業をする羽目になります。これがものすごくいやーんな感じ。(^^;;;; ぞぞぞ…という感覚が治まりません。あともうちょっとの我慢なのでこのまま続けますが、手袋などはかなり細い4本針をずっと使わなければ編めないので、手を出さない方が無難かも知れません。

10月29日

 ロングスカートを三枚裾上げしました。自分でやっても良かったのですが、二枚はツイードで一枚は革だったので、思い切ってリフォームの専門店へ。三枚とも60cm丈に直してしまったので、ブーツとも相性が良くなりそうです。でもあと数年したら、また長めのスカートが欲しくなるのかなぁ。でも、その頃にはいい加減今のスカートはくたびれてしまうでしょうからまあいっか。
 手元には薄手の生地の長いスカートがまだあります。これも去年くらいから出番がないので自分で裾上げの予定。薄い生地ですが、少しギャザーが入ってたっぷりしているので、延々とまつり縫いをしなければなりません。…原作が終わってからだな。

10月30日

 ジャイアンツ、ストレート勝ちするとは思ってなかったなぁ。明日三越に行くべきでしょうか。

 基本的に毎日シャンプーをしていますが、冬場は一日おきのペースだったりします。で、昨夜、この秋初めてシャンプーをさぼったのですが、まんまと髪を洗う夢を見てしまいました。微妙に気持ち悪かったのね。>あたし
 しかも場所がお風呂場ではなく、出先の謎のカウンターという変な夢。レトロな大きな洗面器を出されて、そこに立ったまま頭を突っ込んで洗ったのですが、すすぎの水はカウンターの中の女性がかけてくれるんです。隣にはどうやらシャワー室があって、そこから出てくる人もいるのに、なぜ私はカウンターで髪を洗っているのか全然わかりませんでした。
 最近TVでCMしているポーラの米ぬかシャンプーが気になる今日この頃。でも、近所のスーパーには置いてなかったんだよなー。

10月31日

 近日中に我が家にやってくるiPodちゃんのために、CDをせっせとMacの中に取り込んでいます。iTunesというアプリケーションを使って管理するのですが、MacのCD-ROM用のトレイに音楽CDを入れると、CDDB(CDデータベース)というところにアクセスして、アルバムタイトルや曲名を全部表示してくれるので便利。いったいどれだけのデータが納められているのだろうと思いながら作業をしていたのですが、さっきとうとうデータがないCDに当たりました。ブレッド&バターのベストアルバムなのですが、さすがにそれはないのか。「PINK SHADOW」(山下達郎のライブアルバムにも入っている名曲)とか「渚へ行こう」とか大好きなんだけどあんまりメジャーではないんですねぇ。


BACK TO HOME PAGE