MIYUKIのおしゃべりんぐTime-1998年4月

1998年4月のおしゃべりんぐTimeです。

泳いだよ〜(980401)

 さて、現在4月1日の午前7時です。まずは昨日のことから。
 昨日はツアーについている観光でした。市内観光と「海と山のコース」というのに別れているので私たちは海と山のコース。まずは水深10mのところまで階段で下りて窓から魚が見られると言う「フィッシュ・アイ・パーク」というところです。ここは一昨年できたばかりの新しい観光スポットらしく、まだ設備も綺麗でした。
 私はスキューバの経験がないので、こんな風に生の(自然の、か)熱帯魚が泳いでいるのは初めて。窓の近くに餌のかごをぶらさげているので魚たちがたくさん集まってきています。さすがに南の島だけあって、色の綺麗な熱帯魚がいるいる。なかなかいいところでした。
 入場するとすぐに、そこのイメージキャラクターの人魚の「セレナ」と一緒に写真を撮られてしまいます。これは誰も拒否できない感じ。(笑) で、展望塔から上がってくる頃には階段の正面にその写真をバッジにしたものが並べられているというわけ。まあ、それでも日本の観光地の商売熱心さに比べたら可愛いものだし、バッジも$7.00とそう高くはないので買ってみました。けっこう綺麗に映っていたしね。
 その写真を撮っているのはデジカメです。でもプリンターの性能がたいしたことはないので、フォトクオリティというわけには行きませんね。うちのプリンターの方が優秀。(笑)
 そうそう、デジカメと言えば、重大な忘れ物をしてきたんですよ。せっかくsonyのサイバーショットを持ってきたのにそのドライバソフトをPowerBook 2400cにインストールするのを忘れてしまったの。(^^;;;; なのでこちらで撮った写真を取り込むことが出来ないので写真のアップはできません。ちぇ。
 ただ、おととい接続してFTPしたときに、回線速度がものすごく遅くて、テキストファイルを2点送信するのに20分もかかってしまったのね。国際電話でつないでいるからイライラしちゃって大変。だから写真のアップなんてことになるとどのくらい時間がかかるかわからないので忘れてきて正解だったかも知れません。

 さて、フィッシュ・アイ・パークの次は植物園の「サンキョウガーデン」ここは植物好きの日本人が昔ジャングルを切り開いて作ったというところです。この地域の植物が400種類以上植えられているとのことでした。
 目に付くのはやはりハイビスカスとブーゲンビリア、それにプリメリアですね。ブーゲンビリアはグァムの花だということで本当にどこに行ってもあります。珍しかったのは「パンの木」この木の実は、蒸かしたり焼いたりするとパンとよく似た味がするということで小さい頃から憧れていたんですよ。(笑) でも今は実の生るシーズンではなかったので実にはお目にかかれませんでした。残念。

 「海と山のコース」といっても海底展望塔と植物園一カ所ずつで終わり。あとはお買い物です。グァムでは最近若い女性が海外ブランドの買い物に来ることが多いらしく、免税店がすごく充実しています。今回はあまり予算がないのでブランド物の買い物はあまり予定していないのですが、さすがにGUESSのスカート$52.00には抵抗できませんでした。(笑)
 薄紫の花柄で流行色だしとっても可愛いの。で、その勢いでやはりGUESSのジーンズとGジャンを買ってしまいました。でもGパンは欲しかったところだし、日本で買うよりもかなり安いので、ま、いっか。
 他にはお土産の牛と魚。ビーフジャーキーとグァムの熱帯魚の形のマグネットです。(笑) これは細かいお土産に最適だったので20個ほど購入。さらに連れて行かれた別の免税店でもTシャツなど、けっこう買ってしまいましたね。
 ランチはフランス料理。連れてこられたのは第一ホテルのレストランです。って、私たちが泊まっているホテルなんだけどさ。メニューはシーフードマリネのオードブルにチャウダー、ローストビーフとサラダ、それにデザートとコーヒーでした。団体のメニューにしてはなかなかだったと言えましょう。ただ、デザートがオレンジムースだったのよね。私はそれほど好き嫌いのない方なんですが、どうも「泡もの」がダメで、ムースとかババロアは苦手なのよね。(^^;;;; しょうがないので家族に分けてしまいましたが、概ね満足です。でも、料理の出てくるスピードが遅いので、集合時間ぎりぎりになってしまったのがちょっと残念。
 食事の後もデパートなどに連れ回され、解散したのは午後3時半くらいでした。あっちこっち引っ張って行かれたのでかなりくたびれましたが、そのおかげでグァム中心部の地理はほとんど把握できました。方向音痴だから当てにならないけど。

 部屋に戻ってからはいよいよ水着の出番です。気温は30℃。着替えてビーチに出て、まず海に入ってみました。水温も高く、水はとっても綺麗です。リゾッチャ〜って感じ。(笑) もしかしたら私の今までの生涯で一番綺麗な海かも知れません。あんまりいろんな海に行っていないからね。
 ビーチの砂はベージュ色。貝殻の破片などで構成されている砂です。海底にはなまこ。(笑) 足の踏み場がないほどいるわけではないのでこれは無視すれば平気。でも、タモン・ベイは、珊瑚礁の内側はそんなに水深がないので、ちょっと不満かな。もう少し深い海でぷかぷか浮いていたいんだけど、それをするには他のビーチに行かないとダメのようです。
 ビーチの手前にはプールもあります。そんなに大きいものではないんだけど入ってみたらいきなり顎まで沈んでしまってびっくり。子供用に浅い部分もあるのですが、かなり深いプールでした。気持ちいいよ〜。
 あんまり日焼けはしないでおこうと思っていますが、少しならかまわないので日焼け止めを塗ってプールサイドのデッキチェアで休憩。これまたリゾッチャ〜ですね。これでトロピカルドリンクが出てくれば言うことないけど、それを頼むには自分で近くのバーに行かないとならないのでした。やっぱ執事が持ってきてくれないとねー。(笑)

   ビーチには1時間半くらいいて、お腹が空いたので部屋でシャワーを浴び、着替えてお食事です。でも、お昼がコースメニューだったし夕べも牛だったので夜は軽く済ませることにしました。で、選んだのがラーメン屋。(^^;;;; いったいここはどこ?
 グァムには一般の公共交通機関が全くなく、観光客向けにシャトルバスが常時巡回しています。これはツアー客なら無料。これに乗って、「ザ・プラザ」というショッピングモールに入っている「てんてこ舞」という店に行ってみました。ここはラーメンとカレーの店。ううむ。味噌ラーメンは$7.50。味は日本のラーメン屋とほとんど変わりません。食後にそのままあたりをぶらぶらして、またバスで第一ホテルへ。泳いだ後にちゃんとシャワーを浴びてしまったのでお風呂はパスして9時くらいには寝てしまいました。なんて健康的なんでしょ。

 さて、今日も泳ぎます。それからナイキのスニーカーでも買いに行こうかな。日本より4割くらい安いのよね。それから、グァムの原住民であるチャモロ族の料理を食べてみたいので、少し足を延ばしてみようと思っています。って、買い物と食事ばっかりだなぁ。

ただいま(980402)

 って、あたしってば日付を間違えてるじゃないのさ。(^^;;;; 送信してすぐに気がついたんだけど、国際電話を使ったFTPがものすごく遅いので、もう訂正する気も失せてしまいました。というわけで、上の記述は3/31のものです。(笑)
 というわけで帰ってきました。いや〜、いい旅行でした。31日もお買い物と海水浴。1日はグァムの先住民族であるチャモロ族の文化を紹介しているチャモロ村というところに足を延ばしてきました。ホテル街ではどこも日本語があふれているけどここは、日本人のツーリストがそんなに多くないところなので海外旅行っぽくてよかったです。レストランで日本語の書いていないメニューを初めて見たかも。(笑)
 そこのレストランはジャマイカ料理とチャモロ料理の合体という珍しいところでしたが、現地で取れた魚とライスのプレートがなかなか美味しかったです。でもね、ライスはジャンバラヤみたいなのとお赤飯が2種類入っているんですよ。これって旧日本軍のなごりなんでしょうか。
 チャモロ村では、ついうっかり西瓜を丸ごとかってしまってホテルの部屋に戻ってから小さなナイフで解体して食べるという暴挙もしました。美味しかったけど3人で一個はちょっときついね。(笑)
 2日はもう帰る日なので海水浴は諦めて、午前中にホテルからすぐのところにあるZOOに行ってきました。入場料は大人$4,子供$2。ものすごく小規模な動物園で、いるものと言えば山羊と野豚とポニー、猿が2匹、そしてあとは水辺の生き物です。でも、鰐と椰子蟹とウツボと鮫がいたから、そのへんは流石かな。
 飛行機が14:50だったので、13:00にはホテルを発ちました。出発は資材の搬入が送れたとかで40分ほど遅れましたが、急いで飛んでくれたみたいで(?)成田到着は予定通りです。
 それにしても日本は寒いね。あっちはずっと30℃だったので到着時の4℃には参りました。飛行機に乗ったときの服装はTシャツ1枚だもんね。カーディガンは持っていたけど寒くてびっくり。花冷えだとのことですが、気温差26℃は厳しいです。
 では、くたびれているのでお風呂に入って寝ようかな。明日にでも少し写真をアップしようかと思っています。

やれやれ(980409)

 写真をアップすると書いておきながらまだですね。スイマセン。でもあんまりいいのがないのぉ〜。
 さて、昨日は「パズルゲーム★プロフェッショナル」のカラートビラの〆切だったのですが、これを完成させるまでにトラブルが発生しました。掲示板には少し書きましたが、実はスキャナが壊れてしまったんです。
 私が使っているのは、HP社のScanJet3cなのですが、これが全く動かなくなってしまったんですよね。先月の仕事のときから、やけに動作が遅かったのでおかしいなとは思っていましたが、まさか壊れてしまうとは。〆切の前日(7日)に、主線を取り込もうと思ったら動かないので、これはもしかするとドライバがOSと相性が悪いのではないかと考え、最新のものをダウンロードして入れ替えたりしたのに反応なし。主線がないとカラーの仕事はできないので本当に途方に暮れてしまいました。
 夕方から深夜にかけてかなり格闘しましたがダメなので、諦めて編集部に電話。その時点で午後11半だったのですが、幸いにもまだ担当が残っていて、訳を説明すると、編集部にあるスキャナを使わせてくれるとのこと。
 すぐに原稿とMOを持って車を飛ばしました。深夜なので30分程度で到着します。編集部には、PowerMacintosh 9600/300AVがあって、それとEPSONのA3が撮れるスキャナがつながっています。
 実はそこでもドライバの不具合で少々時間がかかったのですが、なんとか無事にスキャンし終わって自宅に戻ったのが午前2時。それから彩色です。
 このトビラはグァムの話になる予定なので、香月は水着。背景は一緒にスキャンしたグァムのビーチの写真を使いました。で、終わったのが8日の午前9時くらいだったかな。(途中ちょっと休憩したけど)
 それから少し眠って、夕方の6時には編集部に完成原稿入りのMOを持って行きました。取りに来てもらってもよかったのですが、旅行のお土産があるのと、新年度の契約の話があるので持って行くことになっていたんですよね。
 無事に担当にMOを渡し、契約更改の話もすんなりとまとまりました。よかったよかった。
 でも、壊れたスキャナを放ってはおけないので、サポートセンターに連絡をし、リペアセンターを紹介してもらいました。精密機械なのでできれば自分で持ち込みたいと思っていたら、センターはなんと浦安にあることが判明。車で10分くらいなんだよね。
 なので、今日の午前中にスキャナをビニールでくるんで(雨だったから)修理を依頼してきました。もう保証期限が過ぎているので有料ですが、見積もりがでるまではいくらかかるかわかりません。あんまり高くないといいなぁ。
 午後からは明日渡さなければならない「Joker」のコミックスの原稿チェックに専念しました。印刷所から返却されてくる原稿は、けっこうインクの汚れなどがついていることが多いのですが、今回はかなり無事な方で修正が楽で助かりましたね。ひどいときはアップの顔のど真ん中に指紋がべったり、なんてこともあります。
 というわけで、なんだかバタバタした数日間でした。あ、そのトラブったトビラ絵、ギャラリーに更新しておきますね。

近況(980422)

 あっという間に4月も後半。しばらく更新さぼってました。ゴメンね。
 今月末からゴールデンウィークですね。自由業の漫画家にとってはこれはあんまり嬉しくない。だって休みの分だけ〆切が早くなるんですもん。いわゆるゴールデンウィーク進行で、年末進行に次ぐ厳しさです。でもそれも昨日なんとかクリアしました。話はグァム物ね。そんなに意識して取材してきた訳ではないけど、向こうで見てきたものをフルに生かした話になったと思います。
 スキャナも戻ってきました。修理代金は\47.800。(涙) これって新しいのが買えそうな金額よね。でも、この値段では必要な解像度や読みとりサイズを満たしている物がなかったので泣く泣く修理です。

 さて、今月は白泉社の歴史上最大の誤植が発見されたそうです。今月上旬に出たプラチナ増刊(らしい)の加藤知子さんの作品の中で、
  俺って最近
  おちこんでる
  らしいんだよね
  笑っちゃうよなー
というネームがあったらしいんだけど、その「おちこんでる」の「こ」と「ん」が逆だったんですって。これは困った。
 雑誌が世に出るまでには担当をはじめ、何人もの編集さんが目を通すはずなのに、よりによって「こ」と「ん」(^^;;; 悪魔の仕業としか思えないですね。「落ち込んでる」って漢字だったらよかったのに。

発熱(980427)

 金曜日に薄着で出かけたせいか、日曜に発熱してしまいました。久しぶりの38℃の熱。風邪ですね、これは。
 金曜から土曜にかけては暖かく、土日は寒いくらいだから寒暖の差も原因の一つかも知れません。
 本当は今日は、朝日新聞の土曜ウイークリーの取材の方が見えるはずだったのに、体調のせいでキャンセル。これは日を改めてということになりました。しかし予告カットの〆切は待ってくれないので、少し熱が下がったのを見計らって主線を描き、これから彩色です。う〜。だるいよ〜〜。
 他にも今日中に「Joker」のコミックスの校正をしないとならないし、あとなんだっけ……。
 ところで、さっき仕事場から帰ってくるときに、黒地に水色とクリーム色の百合の花を描いた傘を差している人とすれ違いました。そして、200mほど歩いたところで、また同じ傘の人と出会いました。最初の人は反対方向に歩いていったし、2度目の人は犬を連れていたので同一人物ではありません。傘の柄も、「ちょっといいな。でももう少し百合の花の間隔があいているといいな」と思って見ていたのでこれも間違いありません。
 あの傘はどこかでバーゲンだったのでしょうか。

早寝早起き(980430)

 風邪で身体のリズムが狂ってしまったせいか、異常に早寝早起きの生活をしています。午後10時くらいには眠くなって、午前4時には起きてしまうという年寄りみたいな毎日。(笑)
 数日でれでれと過ごしている間に本をたくさん読みました。真保裕一さんの「密告」は、ご本人言うところの「子役人シリーズ」。地味ながら読み応えのある作品です。
 柴田よしきさんの「由木野山荘の惨劇」は、読むと猫が飼いたくなります。猫好きには超おすすめ。
 西澤保彦さんの新刊は2冊。「スコッチ・ゲーム」は、お馴染みのキャラクターのシリーズで、タカチの過去がわかるというファンにはたまらない一冊。「ストレート・チェイサー」は、外国物です。西澤節って感じかな。
 北森鴻さんの「狐罠」は、評判だけ聞いていましたが、読んでみて評価の高いのもうなずけます。骨董業界を舞台にした大仕掛けなミステリですね。
 有栖川有栖さんの「ジュリエットの悲鳴」は、初期短編やショートショートを集めた楽しめる一冊です。有栖川有栖さんは長編も大好きだけど短編も上手な方ですよね。
 太田忠司さんの「鴇色の仮面」は、「新宿少年探偵団」の5冊目。そろそろ映画も公開される頃でしょうか。キャラクターがどんどんこなれてきている感じでとても楽しめる作品だと思います。
 それから、えーとなにを読んだんだったかな。あ、そうそう京極夏彦さんの「塗仏の宴」はまだ手を出していません。分厚いので決心が必要です。(笑) でも、もう手元に未読の本はないのでいよいよ手を出そうかな。

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