MIYUKIのおしゃべりんぐTime-1999年6月

1999年6月のおしゃべりんぐTimeです。


シャンソンの夜(990602 02:00)

 5月31日はお出かけでした。表参道で朝比奈マリアと待ち合わせをしてビーズやリボンのお店『la droguerie.』に行って来ました。ここは担当I氏(の奥様)おすすめのお店で、前から言ってみたかった場所の一つです。しかしお店が歩道から少し入ったところにあるのでわかりにくいったらありゃしません。迷った最大の原因の一つは、目印だと教わった大きなボタンの看板が撤去されてしまったこと。表参道のキディランド向かいにある交番から少し原宿寄りに歩いたところのビルの1Fなのですが、交番で道を聞く人も多いそうです。みんな見つけられないみたい。
 店内は期待していたほどビーズの種類はありませんでした。しかも高い。それでも今まで見たことのないタイプも置いていたので少し買ってみましたが、1個\80とかするんですよね。それに比べると浅草橋は安いなぁ。
 どちらかと言えば、ビーズよりもボタンやリボンの方が見所のあるお店でした。今回はボタンはあまり見ないようにしてきたのですが(見ると買っちゃうからさ)、リボンの誘惑には勝てません。特に、凝った錦糸の刺繍の幅広のもの(なんと1mmで\7.000もしやがる!)は、私が最初に買った万華鏡を入れるポーチを作るのにあまりにもぴったりだったので、60cmほど購入。これだけで\4.200ですよ。(涙) どれも単価が高いので、最初からかなり計画を立てて買い物に行かないとダメですね。
 でも、時間に余裕があれば、コットンサテンのしっかりした無地のスカートを作って、それに凝った太いリボンを縦に縫いつけていくだけで素敵になりそうな気がします。作りたいなぁ。

 ビーズの後はマリアの強い勧めに従って、足のアロママッサージのお店『Mammy's Touch』に行って来ました。アロマオイルを使ったリフレクソロジーコースは、40分(足浴10分含)で\5.000。ここは予約なしでやってもらえるので、夕方は会社帰りのOLさんたちに大人気なんですって。
 足のマッサージは香港でちょっと経験しましたが、アロマオイルを使ったものは始めて。かなり痛いと脅かされていたので覚悟を決めて挑んだけど、やはり痛かったです。(^^;;;; 特に足の裏にある、肩と首に関連したツボが痛いんですよね。これはもうしょうがないんだけど。
 痛いながらも直接人の手がマッサージしてくれるのは快感です。これは病みつきになるかも。効果の方も、その日まで辛かった首と腰の痛みが取れたような気がするんですよ。

 夜になって六本木に移動。ここでジュエリーコーディネーターの内藤さんと合流し、やはり内藤さんの友人である日野美子さんが出演しているシャンソンのライブハウスへ。六本木ALAというお店が開店して10周年目を迎えるので、そのイベントのディナーショーです。
 食事とライブで\12.000というお値段でしたが、食事がとっても美味しかった上に歌も素晴らしかったので全然高く感じません。シャンソンなんてほとんど聞いたことがなかったのですが、有名な曲も織り交ぜてくれたしとてもいい声をしている人なので退屈することはありませんでした。大人の遊びって感じですねー。

 6月1日はカラーの〆切だったので、予告カットをプリントアウトしたものとトビラ絵をCD-Rに焼いたものを担当に渡し、夕方にはコジマ電気へ買い物に出かけました。目当ては新しいデジカメです。
 今までSONYのサイバーショットを使っていたので、やはりその後継機種がいいだろうということで即決。他に近いサイズのもので候補もあったのですが、そっちはレンズが大きかったのでパス。どうしてかと言うと、万華鏡の中の写真を撮るためにはレンズが小さくないとダメだからです。(笑)
 自宅に戻って早速充電し試し撮りをしてみましたが、やっぱり動画が面白いですね。動いている万華鏡のムービーをアップできたらいいなと思って撮ってみたのですが、これはあまりにも写っている絵が小さくなってしまうので断念しました。MPEGムービーをトリミング編集できるアプリがあればいいのですが、ネット上を探しても見つからなかったんです。どなたかMacintosh用のそういうアプリ、ご存じの方はいらっしゃいませんか?
 人物も撮ってみましたが、さすがに高解像度の制止画は綺麗です。パーティーなどに出席したときに撮る写真も、元絵が綺麗なのとそうでないのとは、加工した後の出来映えも違ってくるので今後に期待して下さい。(笑)

取材とcgi(990603 05:00)

 2日はまたまた山見浩司さんのアトリエにお邪魔してきました。今回は「シルキー」担当のT女史と一緒です。『カレイドスコープ 〜万華鏡の絢爛』の中で、山見さんのお店の外観や内装を使わせていただけることになったので、その写真撮影が目的でした。内装はこの前伺ったときに撮ったんですが、雨が降っていた上に目の前に車が止まっていたので外側の撮影は断念していたんですよね。でも2日はお天気が良くてよかった。(^-^)
 山見さんのお店の後は六本木に回って誠志堂マイヤーズへ。こちらは万華鏡の専門店ではありませんが、以前から万華鏡に関わっていらっしゃるお店です。山見さんが万華鏡の専門作家になったのも、こちらのオーナーの方のご尽力があったとか。また、定期的に万華鏡制作教室を開催していらっしゃいます。
 何のお約束もなしに伺ったのですが、お店に入ってみると山見作品のショーケースの中にこの間の『パズルゲーム★プロフェッショナル』の切り抜きが……。(^^;;;; なんと言って自己紹介をしようか迷っていたのですが、「これを描いた野間美由紀と申します」で済んでしまいました。(笑)
 誠志堂マイヤーズのオーナーの今田さんという方はとても素敵な優しいおばさまで、お店を作中に登場させることなど、快く許可して下さって大感謝。その上持参した私のコミックスのお礼だと言って、同じビルの4Fで経営されている『島唄楽園』という沖縄料理店から泡盛や黒砂糖などを下さったんです。(ものをくれたから優しいおばさま、と言っているわけではないですよ)
 その上、6日に開かれる万華鏡教室にも参加させていただけることになりました。これはもう予約が埋まっているだろうと思っていたので嬉しい急展開です。前に山見さんの所から買ってきたキットはダンナが作ってしまったので、自作万華鏡は初めてということになりますね。わくわく。

 担当Tと打ち合わせをしてから友人と待ち合わせて食事をし、テレホーダイタイムになってからフリートーク掲示板の改造に取りかかりました。しかーし、ここで思わぬ落とし穴が……。(涙)
 私の単純なミスや勘違いから、バックアップしていたデータにおかしな改行が入るようになってしまい、表示がばらばらになってしまったんですよ。しくしく。
 すぐに復旧するのは難しいので、今の時点では空のバックアップファイルを置き、過去のログが読めない状態になっています。夕べ書き込んで下さった方もいるのに申し訳ありません。
 一応、おかしな形ながら、過去ログは保存してあるので、これを整形してから改めて見られるようにしようと思います。やっぱりcgiのことをきちんと理解していないくせに、いじろうって方が間違っているのかも。(;_;)

完璧なキットとアロママッサージ(990607 06:40)

 前回書いた掲示板の件は解決しています。ご迷惑をおかけしました。

 さて、誠志堂マイヤーズさんの主催で開かれた手作り万華鏡教室に行って来ました。今回は大盛況だそうで、なんと生徒数が50人! 作ったのは4mirrorsの万華鏡でした。これは覗くと四角い画面が連続して見えるタイプで、ちょっとインド更紗の柄のような感じです。
 用意して下さったキットの中身は、透明なアクリルの筒、覗き穴の開いたアクリル板、具を入れる場所を仕切るアクリル板、表面鏡4枚、鏡を固定するためのレール、などなど。そのどれもがきっちりサイズ通りにカットされているので、後は組み立てるだけです。
 材料がアクリル主体なので、なんだか懐かしい「科学と学習」の付録みたい。制作時間は2時間ですが、誰でも必ずオリジナルの万華鏡を作ることが出来ます。キット制作と指導をして下さった依田さんご夫妻には大感謝。50人分のキットを作る手間を考えただけで頭が下がります。
 参加者は年齢も性別もまちまちですが、何度も参加している方が多いようです。来る度に綺麗な万華鏡が作れるんだから、はまってしまうのもわかります。
 教室に参加して、初めて日本万華鏡倶楽部の大熊さんや中村さんにもお目に掛かることが出来ました。中村さんは、ホームページにある似顔絵そのものって感じ。奥様もとーーっても可愛い方でしたよ。(^-^)

 教室終了後は日本万華鏡倶楽部のミーティングがあり、私も入会手続きをしてきました。その席上で大熊さんに別花の先月号を紹介していただいたりして恐悦至極。これだけいろんな方に言いふらしてしまったんだから、『カレイドスコープ〜万華鏡の絢爛』を、なんとしてもいい作品にしなければなりませんね。(そうでなくてもいい作品にはしたいんですが)

 ミーティングの途中でしたが、私は4時に次の約束があったので名残惜しくもその場を退去。約束とは、朝比奈マリアが予約したアロママッサージです。(^^;;;;
 今回行ったのは、『Mammy's Touch』の姉妹店(なのかな?)に当たる『クラルテ ドゥース』というサロン。こちらは『Mammy's Touch』と違い完全予約制でしかも全て個室というリッチなところです。
 足と背中のマッサージトリートメント90分のコースで18.000円。エステよりはリーズナブルだけど、マッサージとしてはお高目ですね。でも確かに効果はあるようです。
 まず個室でローブに着替えてベッドに仰向けになり、バイブレーションつきの足浴。次にローブを取ってうつ伏せになり足のマッサージ開始ですが、これが痛いのなんのって。(^^;;;; 『Mammy's Touch』で体験済みのはずなのに、やっぱり痛いです。足の裏も痛いけど特に脛が痛いの。どうやら腰が弱いのが影響しているみたい。
 でも、その後の背中のマッサージははっきり言って極楽でした。オイルを使って人の手が直接触れるマッサージですから、普通のマッサージに比べて感触がいいんですよね。この世の贅沢って感じ。
 マッサージの後は、アロマオイルについての説明を受け、ストレス解消や精神安定の効果のあるオイルを何点か購入してきました。ストレス解消と精神安定に効果のあるオイルです。お風呂にそのまま落としてもいいんですって。

 ところが、帰宅してみたらぐったりと疲れてしまって起きていられません。マッサージをすると、普段慣れてしまって感じなくなっている疲れが、刺激によって蘇ってくることもあるんだそうで、たぶんそれですね。でも、感じていないならそのままそっとしておけば良かったかも。(爆)
 とにかくだるくて仕方がないので、午後9時にベッドへ。でも寝ていてもなんだか体が火照る感じで寝付けません。一時間おきに目が覚めてしまいましたが、合計で3時間ほど寝てから入浴。その後は少しマシになって借りていたビデオを見たりしていました。
 その後もまた寝てみましたが、だんだん元気になってきたのか午前4時近くにごそごそと起き出してネットに接続。Chatに参加したりしながらこれを書いています。

 ただいま午前6時半ですが、体調はすっかり回復しました。夕べの疲労感が嘘のよう。今日は夕方から東京會舘で横溝正史賞の授賞式があるので、元気に出かけてきます。(笑)

横溝正史賞授賞式(990610 00:40)

 7日は横溝正史賞の授賞式でした……って、もう10日じゃん。げげげ。
 何をしていたかというと、ほとんど眠っていたんですね、これが。いやぁ。帰宅したのが8日の早朝だったんですが、久しぶりの夜遊びで疲れが出てしまったようです。でも最近弱いよね。あたし。

 というわけで、改めて横溝賞です。この日は午後5時半に会場である東京會舘一階の喫茶店で山藍紫姫子さんと待ち合わせをしました。喫茶店に入ろうと思ったら、ロビーで小森健太朗さんとばったり。小森さんは二階堂黎人さんと待ち合わせだったので、同じテーブルにつくことにしました。入ってみると中は関係者がごろごろ。斜め後ろの席には宮部みゆきさんがいるし、我孫子武丸さんも入ってくるし、すでに待ち合わせなど関係ないや状態。
 やがて登場した山藍さんは二階堂さんとは初対面だったのですが、開口一番二階堂さんが山藍さんに「親指シフトですか?」と質問したのには爆笑。二階堂さんと小森さんは親指シフトの存続をかけて布教普及活動中なのです。

 やがてひかわ玲子さん、図子慧さんも到着したので会場に移動。角川書店社長挨拶、受賞者紹介、審査員のコメント、受賞者挨拶などがありましたが、中でも佳作受賞の樋口京輔さんの挨拶が飛び抜けて面白かったですね。
 乾杯の後は歓談。実は受賞者の井上尚登さんは放送作家をなさっている方だそうで、会場にはチャゲ&飛鳥のチャゲ氏、落語家の笑福亭鶴光氏、音楽家の大江千里氏がお祝いに来ていたそうなのですが、残念なことに私は全く気がつきませんでした。鶴光さんは北村薫さんと落語の話をしていたそうなんですよ。そんなレアな会話を聞き逃したと思うと無念です。

 会場では撮影に励み、北森鴻さんをゲット。北森さんは今年度の日本推理作家協会賞短編部門を『花の下にて春しなむ』で受賞した作家さんです。お目にかかるのは3度目ですが、最初のときは鮎川賞を受賞したデビュー作しか読んでいないときだったので「ああ、この方が」という感じ。次は『狐罠』『メビウス・レター』読後で「あ、会えて嬉しいな」程度。そして今回は『メイン・ディッシュ』『花の…』に夢中なので「わーーい! 北森さんだー!」とバージョンアップしています。ミーハーだなぁ。(^^;;;;

 授賞式がお開きになった後は、図子慧さん、ひかわ玲子さん、山藍紫姫子さん、我孫子武丸さん、津原泰水さん、大森望さん、河内美加さん、我孫子夫人というメンバーでお茶。私の算段としては、我孫子〜大森組に同行していればカラオケになるだろうと睨んでのことでしたが、ひかわさんがタイムリミットがあったことや図子さんが風邪気味だったなどの理由で山藍さん共々離脱。残りのメンバーで新宿に移動しました。
 新宿で我孫子さんの打ち合わせを待ちながらいったん喫茶店に入り、大森夫人のさいとうよしこさんも合流してカラオケボックスに落ち着いたのはすでに深夜。入ってみるとすでにみなさん出来上がっていて、特に飯野文彦さんがインパクト強かったです。(^^;;;;
 カラオケとは言っても、歌よりはコアなミステリ談義が中心だったかな。中でも、自称「日本一清○○○水が好きな作家」という皆川さんが熱い熱い。すでに本人も好きなのかどうかはわからなくなっているようでしたが……。

 途中なぜかアニメ縛りになってしまったりもしましたが、面子が濃いので誰も負けてません。一通り疲れた頃に麻雀組に拉致されていた綾辻行人さんが合流。さらにコアな話題で盛り上がりましたがとてもここには書けません。
 話題と言えば、津原泰水さんの今回一番のネタは『白蛇教』(くす)。これはなんと桐野夏生さんが教祖さまであるという宗教なんだそうです。「今入信すると特典として、いいホーリーネームがもらえるよ。Tシャツも買えるよ」などと無邪気に勧誘してますが、はっきり言って誰も信じません。(当然か) 我孫子さんなどは、「桐野さんに電話して確かめる」とダイヤルまでしていましたが、残念ながらつながりませんでした。
 津原さんによると、桐野さんの仕事場にはすでに『蛇の道は蛇』という掛け軸がかかっていて、合い言葉は「にょろ」。集会のことは『とぐろ』と言うんだそうで、「来週にも第一回のとぐろがあるからさ、いいとぐろが巻けると思うんだ」ですって。(^^;;;;

   明け方5時になって、大森夫妻が帰るというので、近所の私としてはタクシー便乗が経済的。一緒に失礼することにしました。タクシーの中ではもっぱらAIBOの話がメイン。よしこさんは申込はしなかったそうですが、「今買っておかないと、どうせすぐに5色出てしまって5台欲しくなるんだから初号機を買うべきだった」そうです。(笑)
 大森さんには「スター・ウォーズを早く見たいんなら週末グアムでも行っちゃえばいいのに」とそそのかされて心がぐらぐら。帰宅してから本気でスケジュールを検討しましたが、どうしても行ける日がないんです。(涙)
 というわけでなかなかエキサイティングな一日でした。

祖母が他界(990614 21:30)

 10日の深夜に祖母が他界しました。87歳でした。ここ数年癌を患っていたので家族もみな覚悟ができており、数日前から「いよいよだから」という感じでした。私は9日に息子を連れてお見舞いに行っていたので、亡くなる前に面会できて良かったと思っています。
 亡くなった祖母は母方で、母は一人っ子なので孫は私と妹だけです。母が再婚して実家を出てからは、妹一家が祖母と同居していました。妹にも子どもが2人いるし、私の方にも息子がいるので曾孫は3人。87歳で曾孫に囲まれて晩年を過ごせたなら幸せだったんじゃないかな? と思っています。

 さて、亡くなったのが深夜だったので一人で車を飛ばして千葉の病院に行き、駆けつけた母夫婦と妹とともにさまざまな手続きをしてきました。入院していた国立千葉病院は、ちょうど改装工事中で使えない部屋が多く、祖母が安置されていたのは内診室。しかも新生児室の目の前です。人間の始まりと終わりって感じですよねぇ。
 お別れが済むと看護婦さんが清拭してくれて霊安室へ。病院によっては「→霊安室」のように案内表示が出ているところもありますが、国立病院にはありません。これは患者さんへの配慮なのかな?
 霊安室で待っていると葬儀屋さんが登場。実は母は互助会に入っていてそこに頼みたかったのですが、病院側で頼んでいる会社が決まっているので、そこに頼まないと一度遺体を家に連れて帰らないとならないとのこと。深夜だし場所を作るのが大変なこともあり、それなら病院出入りの会社に任せてしまうことにしました。互助会に積み立てた分は妹の子ども達の七五三とかで使えばいいし、ってことで。
 ところが葬儀屋さんに互助会のことを聞かれ、母が改めて書類を見てみるとなんと目の前にいる葬儀屋さんの互助会じゃん……(^^;;;; なーんだ、じゃあ最初からそこで良かったんだーってことで一件落着。互助会会員だと3割も安くなるので使えて良かったです。
 しかし安くなるとは言ってもやはり葬式は高い! 60万円のコースで見積もってもらいましたが、その値段の中に部屋(通夜や葬儀をする部屋だよ)の使用料や光熱費が入ってないでやんの。普通コースって言ったらそんなものは込みにならないかぁ?
 その他、通夜振る舞いの料理が6〜7人用で60000円、焼き場の待ち時間に出すお菓子と飲み物が6〜7人用で4500円。(もちろん1セットでは足りないので×3くらい) 他に会葬礼状の印刷代、会葬者へのお礼、祭壇に飾る花などが全部別料金。何か決める度に安いものを選んだつもりでしたが、最終的な見積もりは120万円程度になりました。
 ところがこれに更にお寺へのお礼が加わるんですよね〜。こっちは最低料金が50万円からですって! 坊主丸儲けとはこのことだぜ!
 それにしても、葬式の打ち合わせなどで「一番安いのでお願いします」と言うのは勇気が要りますね。一応遺族は故人のことを考えるわけだし。でも、打ち合わせが終わった後で母が「私の時も安いのでいいからね」と言ってくれたし、葬儀の日に参列してくれた夫の両親も「このコースでいい」と断言したので次は心おきなく安いのを選ぼう。(爆)

 死亡時刻は10日でしたが、11:34という時間だったので、扱いはほぼ11日です。従って通夜は12日、葬儀は13日でした。12日が友引だったのでこの日付で良かったかも。
 12日の通夜は午後6時からでしたが、遺族が少ないので昼過ぎから手伝いに行き、細かい打ち合わせなどなど。夫は義弟とともに受付などを担当。進行役をやってくれた葬儀社の人は、手を合わせる仕草が癖になっているらしいです。打ち合わせの最中にも何かでお辞儀をするときには必ず両手が合ってしまうんだもん。職業病かな?
 通夜が終わったのが午後8時過ぎ。別室の通夜振る舞いの席で親戚や近所の人と少し話をしてから実家に帰宅。施設内には遺族が泊まれる設備もあるのですが、それは利用しないことにしました。

 13日の葬儀は午前10時からです。12時からを希望していたのですが、前日が友引で焼き場がお休みだったせいか混んでいてダメ。始まる一時間半前には来いと言われていたので、午前7時半に自宅を出ました。
 ところが日曜日にうちから千葉方面へ行く道路って、ディズニーランドを始め行楽地に向かう車で大渋滞してるんですよね。一時間しか移動時間を見積もっていないのは甘かった。到着したのは9時半でした。
 列席者はもうすっかり揃っていたので、あまり手伝いもできず葬儀が始まり、繰り上げ初七日を含めて11時過ぎには終了。出棺挨拶はなんと私です。遺族が少ないからさー。
 この挨拶は、喪主が行うケースは4割ほどだとかで、本来は喪主の配偶者や兄弟が行うのでしょうが、母の夫はまだ再婚して8年だし他に兄弟はいないので、孫の私が担当することになりました。自分で言うのもなんですが、こういう挨拶はうまいよ。でも実は挨拶文を考えているときに「さてみなさん、この中に犯人がいます」というのを思いついてしまって一人笑い。不謹慎な孫だこと。
 不謹慎と言えば、「葬儀屋を主人公にしたシリーズってのも描けそうだなぁ」と考えてしまったのですが……

 焼き場は葬儀会場の目の前なので(そういう場所を選んだんだけど)移動は楽。骨を拾って骨壺に入れ、全てが終了です。ちょうどお昼時だったので会葬者にはお食事代を配って解散。身内だけで実家に戻りました。

 そこで寿司の出前を取り、少し話をしてこちらも解散。本当は形見分けをするつもりだったのですが、少しはあるはずの宝石類がどこに行ったかわからなくなっているので、それは後日ということになりました。着物はたくさんあるのですが、母も妹も私も着ないし、少し残して処分してしまうことになるでしょうね。

 実家はすでに母の名義だし、祖母の残した貯金は葬儀代でほぼ消えてしまうので遺産相続問題などとは無縁。享年87歳は決して早すぎる死ではないので、変な表現ですがスッキリした葬式だったと思います。

一難去ってまた一難(違うか)(990621 04:30)

 15日に仕事場へ行って20日未明(感覚的には19日深夜)に帰ってきました。今回の仕事はもちろんシルキー8月号(7/3)の「カレイドスコープ〜万華鏡の絢爛」第一話です。
 いろんな人に御協力をお願いして新シリーズだと言いふらしてしまったので、いつもよりもプレッシャーがありました。(笑) 他にも上に書いてある問題などがあり、納得のいく話が出来るまでに時間がかかった気がします……って、言い訳ですけど。
 第一話では、グラフィックデザイナーだった主人公(『西塔琉璃(さいとうるり)』といいます)が、万華鏡作家になる決心をするまでのお話。もちろん事件も起きます。ページが48枚しかないので、あまり万華鏡そのものについて触れられなかったのが残念。でも次があるからゆっくり説明した方がいいのかな? ちなみに、次回は1号おいて(間を開けないとオーバーワークなので)12月号(11/3)に掲載の予定です。シルキーは隔月刊なので1号あいただけでも結構先ですね。

 シルキー関係のお知らせはもう2つ。ひとつは私が原作を担当している「ライナスの子守歌」のコミックス発売が9月に決まりました。発売日は曜日によって若干変動がありますが、おそらく6日でしょう。作画は上田愛子さんです。コミックス待ちをして下さってるみなさん、お待たせしました。(^-^) 損はさせませんのでよろしくね。
 もうひとつは「嘘でかまわない」のお知らせです。こちらは7月6日発売。OLと推理作家のネット恋愛モノです。(笑) 同時収録は同じシリーズの『月よりも甘く』と、別花に掲載された100ページ読み切り『光のコリドール』になります。

 さて、15日付けの件、相手側の編集長がお留守だったり週末が挟まっていたりの事情で、向こうからのお返事は月曜日ということになっています。今日ですね。
 白泉社から事情を説明し、IN POCKET編集部は当然『プリンセス・パール』をご存じないので(知っててやったら確信犯だもんね)すぐに買って見てみることを約束してもらい、それから返事をもらうという段取りだそうです。さてさてどんな回答が来ることやら。
 漫画と小説というメディアの違いがあるので、もしかしたら「盗作」と言い切るのは難しいのかも知れませんが、誰が見ても盗用している部分があるのは明らかだと思いますので、謝罪なり損害賠償なりを求めることになるでしょう。がんばれ白泉社。

 今月は仕事が2本あり、次の〆切は24日です。「パズルゲーム★プロフェッショナル」ですが24ページという短いもの。(シルキーと重なっているのでこのページ数が限界)せっかくなのでこの間経験したリフレクソロジーを使って描いてみようかと考えています。香月がマッサージを受けながら話を聞き、それをその場で推理するというアームチェア・ディティクティブものになる予定。もちろん事件はこれから考えます。(^^;;;;
 リフレクソロジーは私が行った後に新聞でも取り上げられているのを見たので、今が旬かも知れません。新聞で取り上げられたときには流行は終わっているとも言いますが、やってみたいでしょ?(笑)

話はできた(990622 02:45)

 あの猿騒動はサルゲッチュのキャンペーンじゃないのか?(笑)

 21日は夕方から別花担当と打ち合わせでした。その前にすーーっかり忘れていたBMS(別花漫画セミナー)の批評を大急ぎで書き、プリントアウトして持参。本当は昼のうちにFAXで送る約束をしていたのに、仕事開けの漫画家って抜け殻同然で役に立ちません。それでも次の〆切は目の前。ふぁいと!>あたし。(^^;;;;
 いつも使っている駅前の喫茶店の前まで来たら、なんと今日だけ店内改装のためお休み。先行きに不安を感じながらもロイホに場所を変更ました。

 話はまず例の件のことについて。講談社側からは「文書で提出して欲しい」という回答が来たそうです。ふーん。まあそれはしょうがないでしょうけどね、なんだか長引きそうな予感。もしこじれるようなら細かい部分の揚げ足を取られることになりかねないのでここで書く内容にも気を使った方がいいのかも。

 次の話題は、「花とゆめ」での和田慎二さんの『少女鮫』連載終了について。これは、まだストーリー的に完結していない連載が突然終了し、しかもラストページに和田さんからの『決別』とも取れるメッセージがついていたために各方面でいろいろ話題になっていることです。
 この件に関しては、簡潔に言えば連載終了ははじめから予定されていたこと。だそうです。ただ、和田さんの方が連載を続ける間に構想が膨らんでしまい、「もっと続けたい」という要望が通らなかったのが原因のようです。
 傍観者的に見れば、現在の「花とゆめ」の連載陣と和田さんの作品は明らかにタイプが違いますよね。私が「花とゆめ」に描いていた頃なら和田作品は王道(って、変な表現だけど)だったのですが、美内先生もたまにしか描かないし魔夜さんの『パタリロ』は別花に移ってしまった今、和田さんだけが旧イメージで残っている印象は免れません。
 厳しいことを言えば、和田作品ではすでにアンケートで多くの票が取れなくなっているわけです。もちろんファンはまだまだ大勢いるし、和田さんの漫画家としての魅力が衰えたわけでは決してありません。コミックスももちろんたくさん売れるでしょう。
 でも、他に人気のある漫画家が何人もいる以上、アンケート結果が飛び抜けていない連載は予定通り終わらせたい思うのが編集部側の本音だと思います。本当は和田さんはキャリアが長いんだからその辺の事情がわかっていいはずなんですが、感情的に納得できなかったのかも知れません。
 で、この件について話題にしているサイトやパソコン通信のフォーラム(って、NIFTY-Serveだけの言葉だけど)が多いらしいので、白泉社ホームページ質問用アドレスに問い合わせのメールを出すと、担当編集者の用意した公式回答文の返事がもらえるそうです。私はもらっていないので未確認情報になりますが。

 さて、そういう雑談のあと本格的にストーリーの打ち合わせ。昨日書いたように「アームチェア」方式の話しなので、まずマッサージ師(リフレクソロジストとでも言うのかな? これは確認しないと)が香月になにを話したのかどうかを決めます。しばらくああでもないこうでもないと考えた末、いいアイディアが出たので次にその話の裏に潜む真相についての考察。これもなんとか出すことが出来ました。
 話が決まったのでこれから一気に細部を詰め、ページ割りをしてネームです。25日には推理作家協会賞授賞式があるので、それには絶対出たいしそもそもそれ以上遅れるとやばい。(^^;;;; あ、推協賞の受賞者は前にも書いたと思いますが、長編部門:東野圭吾「秘密」、香納諒一「幻の女」 短編部門:北森鴻「花の下にて春死なむ」 評論その他の部門:森英俊「世界ミステリ作家事典[本格派篇]」です。東野さんと北森さんは大好きな作家さんなのでぜひお祝いに駆けつけなければ!

やればできるんです(990624 22:25)

 22日にページ割りをし、深夜に仕事場へ移動。23日夜にはネームが完成しました。そこから24日明け方まで一気に下絵を入れ、原稿が完成したのは24日19時。きっちり間に合ったぜ。ふふふ。
 いやぁ、人間やればできるものですねぇ。ページ数が少なかったとは言え、正味4日で一本描けるものなんだわ。あまり何度もやりたくないけど。
 とにかくまともな時間に終わったので、帰宅して入浴し、明日に備えてメンテナンス作業にかかっています。マニキュア塗ったり顔剃ったり。(笑) 明日の昼までに疲れが取れれば美容院にも行きたいなぁ。お出かけ二連発だし。
 ひとつはもちろん推協賞のパーティーですが、もう一つは26日の Offline Meetingです。もちろんうちのChatのね。このオフ、結局参加者は私を含めて24人という大規模なものになりました。実は私はNIFTY-ServeとIRCで、それぞれ40人規模のオフの幹事をやったことがあるんですが、今回は一応『漫画家・野間美由紀』としての立場なので、幹事なんかやらずにどっかり構えていればいいんだわ……と思っていたら大間違い。店の予約とか雑用を抱え込むはめになっています。かっこわりぃ〜。
 そしてこのオフ、つい先日になって闖入者が参加することになったんです。なんと、秋に復刊予定の『プータオ』が取材させて欲しいんですって。
 『プータオ』は現在休刊中ですが、復刊号の中に私のパソコン関係の記事が入るんですよね。こちらは別の日に我が家に取材に来ることになっているのですが、テーマがCGやホームページ作りのことなので、オフがあることを話したら「ぜひその模様も」という話になったわけ。
 この記事は「私が立花晶さんに説明する」という方式なので、当然オフにも立花さんが参加することになります。オフ参加者はラッキーだよね。私以外にもう一人漫画家に会えるんだから。(笑)
 立花さんは以前の担当者H氏がDOS/Vのヘビーユーザーだったので、お気の毒なことにWindowsの人です。(同じ理由で川原泉さんも) 漫画家にWindows進めるなんて、どういう神経なんでしょうね。信じられない。
 私は自分自身が一度Libletto20を使ったことがあるので、頭からWindowsを否定するわけではないのですが、所詮真似は真似の域を出られませんからね。まあ、使ったことがあるからこそMacintoshの良さを再認識できたわけですが。
 もちろん、会社などでWindowsマシンが使われているのは営業力を考えればもっともだし、そこでWindowsになれた人が自宅でも同じOSを使うのは結構なことだと思っています。でもね、絵を描く人と音楽の人は話が別。Macintosh以外の選択肢があるとはとても思えません。
 幸いなことに、今の『プータオ』の立花さんの担当M氏はMacintoshのevangelistなので、彼からも「立花さんを洗脳して下さい」と頼まれています。まかしといて。(笑)

推協とオフ(990629 02:20)

 25日は日本推理作家協会賞授賞式でした。受賞者の東野圭吾さんと北森鴻さんは面識がある上に作品も大好きなので、いつにも増して楽しいパーティーでした。
 第一ホテル東京の一階には日比谷花壇があるので、そこでミニバラのブーケを二つ作ってもらって持参。黄色とオレンジの可愛いブーケです。人にあげてしまうのが勿体ないくらい。(笑) 受賞者が壇上で並んでいるときに、進行役の大沢在昌さんが「お花を持っている人はどうぞ」とおっしゃってくれたのですが、受賞者が4人いて、東野、香納、北森、森(敬称略)の順で並んでいたので、申し訳ないことに一人飛ばしでお花を渡す羽目になってしまいました。かっこ悪すぎ。(^^;;;;
 会場は「ラ・ローズ」というステキな名前の(笑)部屋だったのですが、いかんせん人数が多い。ちょっと移動するにも人をかき分けなければならない状態なので、食事をするにも一苦労です。でも、第一ホテル東京は最近総料理長が替わったとのことで、料理は美味しかったですね。(今まではちょっと評判が悪かったんですって) 私的な感想としては、とても魚率の高いメニューでオードブルが充実していました。その分デザートが寂しかったかな。

 途中、私の別花担当I氏が到着。(遅れてきたのは前日渡した私の原稿を入稿していたから) 彼の目的は、東野さんと北森さんの短編を別花漫画化できる可能性があるかどうかの打診です。もちろんこれはまだ全くの未定の話ですが。
 東野さんは、「コミックHi」ですでに何本も漫画化を承諾しているので、「機会があればぜひ」と快諾。北森さんも以前「ヤングアニマル」で原作をやっていたことがあるので抵抗はないということでした。ただ、北森さんの使うトリックは、映像にしてしまうとネタが割れてしまうタイプのものが多いので、その辺は心配だったようです。確かに『メイン・ディッシュ』の根底部分のトリックは絵をつけてしまったら台無しかも。
 それでも、北森さんは小説だけでは生活できなかった時代に白泉社の原作の仕事をしていたので、「白泉社さんのおかげで食えました。感謝しています」とのこと。なのにこの日は推協賞のパーティーなのですから、なんだか深いものがありますね。

 パーティーは午後8時にお開きになり、柴田よしきさん、太田忠司さん、図子慧さんたちと北森鴻さんの二次会へ。三軒茶屋の小さいお料理やさんの二階でしたが、ここは昔北森さんが板前さんをしていたことのあるお店なんですって。
 ここでのお料理はとても立派な岩牡蠣の焼いたものや、冬瓜の煮物、茹で落花生、お刺身など。太田さんは「僕ってカニとか貝とか、固い殻に入った食べ物が好きで」とおっしゃって余った牡蠣に手を出していました。「固い殻に入った」という括り方は新鮮だったわ。(笑)
 二時会場にも人がどんどん増え、芦辺拓さんや真保裕一さんも到着。北森さんは「すごいメンバーになってきたー」と焦り気味。これも人柄でしょう。

 二次会場が込み合ってきたのと、カラオケ希望者がいたことなどから、23時過ぎにはそこを失礼して三次会場へ移動。メンバーは柴田よしきさん、図子慧さん、太田忠司さん、山田宗樹さん、井上尚登さん、荻野目悠樹さんと編集さん達5人でです。
 ここでの目玉については、柴田さんのページのぶつぶつ日記参照。覗きに行けばよかったなぁ。(謎)
 三次会は午前3時過ぎにお開きになりました。大森〜我孫子ラインじゃないから朝までコースにはならないのだ。(笑)

 26日は、うちのChatページに集まってくれている人のオフです。参加者は24人という大盛況な会になりました。
 一次会はモンペトクワにて昼食会。ここは以前にも紹介しましたが、西村知美ちゃんの旦那様が店長をしているイタリアンレストランです。Chat参加者が「行ってみたい!」というのでここで食事をすることになりました。
 大人数だったので、さすがに集合時間の12:30には揃わず、花束をもらって13:00からのスタート。モンペトクワはお料理が美味しいのでみんな満足してくれたようです。
 実はこのオフには飛び入りがあって、なんと
サディスティック19の作者の立花晶さんと『プータオ』編集M氏が同行。『プータオ』は現在休刊中ですが、秋に復刊するのでその記事の取材です。(これについては後ほど詳細をアップします。明日あたりかな?)
 食事が落ち着いた頃、一次会しか参加できない人のためにサイン会。当然立花さんにもサインをさせてしまったようです。まあ当然か。参加者へのプレゼントとして、私のカラートビライラストをプリントアウトしたものを元ファンクラブスタッフが用意してくれたので、それの配布などもありました。

 15:00にはモンペトクワを出て、集合写真を撮って解散。次は二次会のカラオケです。一次会で帰った人は3人しかいなかったので、21人でのカラオケになりました。それでもこの日は私が遠慮することは何もないので、いきなり2曲予約。だって主賓だも〜ん。(笑)
 モンペトクワでは最初から料金の決まったパーティーメニューでしたが、カラオケではドリンクも在室時間もそれぞれ精算する方式にしたので、幹事はちょっと大変。でもしょうがないよね。
 男性陣に比べて女性陣の歌唱力レベルが高いのにはびっくりです。みんななかなか歌い込んでいる模様。でも、男性の中にはプロのオペラ歌手が一人いるので、彼が平均点を上げていました。「サンタルチア」とか言語でマイクなしで歌っちゃうんですよ。
 途中五月雨式に予定のある人たちが抜けていき、21:30頃に解散。この後は三次会です。

 三次会と言っても、実は遠方からの参加者5人を私の仕事場に泊めてあげるというもの。もちろん女性限定ですが。
 かなり疲れていたので、渋谷駅から西葛西までタクシー2台に分乗して帰りました。ここで一つ自慢話。実はこの日の予報では東京地方は朝からずっと雨だったんです。でも、私が家を出るときは曇りだったので、「これなら大丈夫」と判断して傘を持たずに外出。私が屋内にいる間は小雨が降ったりしたようですが、渋谷に着いたときもカラオケに移動したときももちろん雨は降っていませんでした。
 何度もここで書いていますが、私は強力な晴れ女です。それを立証したのが帰りの移動です。タクシーに乗っていたら外が土砂降りになってしまったんですよ。
 降り出した雨を見て、半ば冗談で「西葛西に着く頃には止むから大丈夫」と言っていたのですが、これが現実になりました。葛西インター近くで小降りになり、降りたときには完全に止んでいたんです。これには我ながらびっくり。(笑)

 二次会場ではまだお腹が空いていなかったので何も食べませんでしたが、この後の長い夜を考えると腹ごしらえをしておいた方がいいと考えて駅前のロイヤルホストへ。でも、いろんな方から甘い物をたくさんいただいていたので、なるべく軽い夕食を取ることにしました。
 食事が済んで、22:30頃には仕事場に到着。Chatのオフの後なので、PowerBook 2400cを使って少しだけ参加し、順番にお風呂に入ってパジャマパーティーのスタートです。女性ばっかりだもんね。
 前回の仕事のときに、ページ割りのプリントアウトとか、ネームと原稿のコピーを残しておいたので、それを見せたり万華鏡の鑑賞会をしたり、なかなか楽しい夜を過ごすことが出来ました。もちろん業界裏話も多少は披露。(笑)
 明け方になっても話のテンションが落ちず、一応布団を敷いて寝る体勢にはしたものの横になってからまた起き出したりとかの修学旅行状態。結局全員ほぼ徹夜。こうなることはわかっていました。(^^;;;;
 翌日全員が解散したのは14:00です。私も一緒に仕事場を出ましたが、歩いて家に着いたとたんに雨が降ってきたのはちょっとおかしかったな。

 27日は帰宅してから食事以外の時間を寝て過ごし、深夜になって「そろそろお風呂に入ろうかなぁ」と考えていたら、個人的な連絡が突然入ったのでまたもや仕事場に移動。まあ、宴の始末というところでしょうか。
 結局28日の朝までそこにいて、帰宅してからもまた寝ていました。そして何もしていないのにもう29日。ううむ。

 29日には『プータオ』の取材があります。報告をお楽しみに!

『プータオ』取材(990629 22:45)

 何か取材があるたびに慌てて部屋を片づけなければならない我が家。どうして綺麗なまま維持できないかなぁ。油断するとあっという間にMacintosh周りが巣になっちゃうんですよね。
 ともかくラックに入りきらないソフトの箱や雑誌類を寝室に押し込みスペースを確保。取材陣は午後2時に到着しました。立花晶さんと『プータオ』編集部M氏、ライターのYさんの3人です。
 私のパソコン歴についてのインタビューから話を始め、ホームページ作成に至るきっかけや仕事での活用状況などの説明をし、後半は実際に入校したカラー原稿の作成過程などの話をしました。この取材のために、『カレイドスコープ〜万華鏡の絢爛』のトビライラストは、スキャニングしただけのモノクロ状態から完成までの制作過程データを残してあったんです。用意がいいでしょ?(笑)
 立花さんが特に興味を持ったのが髪の毛の処理方法。彼女はPhotoshopは持っているそうですが、私は髪の毛の描画にはPainterを使っているので、その『水彩筆』のタッチが面白かったようです。
 ただ、Painterを快適に作動させるにはかなりの量のメモリが必要なんですよね。彼女のマシンはWindowsですが、購入したのはなんと消費税が切り替わる前なんだそうで、積載メモリも100いくつか…とのこと。うーん、ちょっと心細いかなぁって感じですよね。特に水彩モードは重いですからねー。(Windows用のPainterってあるよね? あることを前提に話してますが)
 パソコンのCPUなんて数ヶ月単位で劇的にパワーアップしているので、はっきり言って買い換えた方がいいんじゃないかしら。iMacの方がよっぽどパワーあると思うのよねー。
 まあ、長年Windows呪縛に囚われているのでなかなか決心はつかないと思うけど、「私の周りもみんなMacなんですよね」とのことだし(そりゃそーでしょ。絵描きはMacなんだから)、思い切って決断して欲しいところです。悪いことは言わないからさ。
 カラー原稿の話の後に、私の作ったオリジナルアイコンを見せましたが、こういうことにもかなり興味を持ったようでした。アイコンのカスタマイズってMacユーザーが真っ先にすることだもんね。
 そこで、ResEdit2.1.3を使って立花さんのマスコットでもある文鳥のアイコンを作ってあげることにしました。しかしここで大きな誤算が。しまった、私は動物の絵が苦手なんだったぁ!(^^;;;;
 しかし始めてしまった以上後へは引けず、とりあえずそれらしいものを描いて誤魔化し、リソースをアイコンに変換するアプリを使って完成。あまりの下手さに目眩がしそうになったけど、デスクトップに置いてみるとそれなりに見えてちょっと安心。これも一応M氏に渡したCD-Rの中に入れたけど、『プータオ』に載ってしまったりするのでしょうか?(笑)
 この記事が掲載される『プータオ』は9月27日発売だそうです。ちょっと先になるけど、機会があったら見て下さいね。

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